- トップ
- インタビュー
- 2009年インタビュー
- 横浜ベイスターズ 工藤 公康選手(後編)
第31回 横浜ベイスターズ 工藤 公康選手(後編)2009年04月24日
第31回独占インタビューは今年でプロ28年目を迎える工藤選手です。
工藤選手は「考える力こそ最強の武器」とおっしゃっています。
普段からどんな事を考えながら野球をしているのか?独占インタビューしてきました。
体の使い方を知る02
スタッフ(以下「ス」) 工藤さんが体の本質を理解しようと思ったきっかけはなんですか?
工藤選手(以下「工」) きっかけは筑波大学で筋力測定をして、体について少しずついろいろと勉強し始めた時ですね。また結婚して妻が栄養関連に従事していたこともあって、僕はトレーニングや人体について知りたいと思うようになっていきました。そして、NHKの人体特集をみたりとか人類の誕生特集をみたり、そういうディスカバリーチャンネルを見たりして勉強しましたね。
僕の場合、言葉で書いてあるだけだと理解しづらいのですが、映像とそれに対する言葉や解説があると理解しやすいんですよ。普段から打者の映像を見ながらスコアラーの情報を聞いており、その方が頭に入りやすいので、そうやって勉強しました。また統計をとって、小さいデータを沢山集める事で仮説をたてていくことが好きですね。トレーニングの本もたくさん読みましたけどね。
ただ、何が大事か、どこが大事かは言えますが、どのトレーニングが良い
かは決められません。股関節、体幹、インナーだとか、どこを鍛えればいいかは言えます。だけど、どう鍛えるかはその本人によりけりです。
ス その本人に適したものをやらなければいけないのですね。
工 いや、適したものが何かを見つける為にトレーニングをするのです。これはいまいちだとか、これは一つだと使えないけど、あれを組み合わせれば使えるとかですね。試行錯誤しながらみつけていく感覚です。/p>
他のスポーツから考える
ス 工藤さんは他のスポーツも見て、こういう動きは野球にも生きるのだと考えたりするのですか?
工 すべてのスポーツに言えますが、見た目がスムーズでないものはどこかに力が入っていると思います。以外と傷害を起こしますよ。ただ、スムーズに動いていても、ぶつかるようなスポーツはすべてケガに繋がりやすいです。だからコンタクトスポーツは本来選手寿命が長くない。寿命が長いスポーツは、コンタクトが少ないスポーツです。だからコンタクトが少ないスポーツに限って言えば、滑らかにスムーズに動いている選手は傷害が少ないものです。
ス 逆にぎこちないフォームで動いているのをみると、工藤さんにとっては上達のヒントになりえるということですか?
工 ありえますよ。どこがどう動いてぎこちないのかとか考えます。
【次のページ】 横浜ベイスターズ 工藤 公康選手(後編)(2)

- 工藤公康選手
- 生年月日:1963年05月05日
- 出身地:愛知県
- 名古屋電気高
第63回全国高等学校野球選手権大会出場。2回戦の長崎西高校戦でノーヒットノーランを記録。ベスト4進出 - 西武ライオンズ(1981年ドラフト6位~1994年)
- 福岡ダイエーホークス(1995年~1999年)
- 読売(2000年~2006年)
- 横浜(2007年~ )
- 獲得したタイトル
MVP 2 回 ( 1993年 、 1999年 )
正力松太郎賞 1 回 ( 1987年 )
最優秀防御率 4 回 ( 1985 年、 1987年 、 1993年 、 1999年 )
最高勝率賞 3 回 ( 1987年 、 1991年 、 1993年 )
最多奪三振 2 回 ( 1996年 、 1999年 )
最優秀投手 1 回 ( 2000 年)
ベストナイン 3 回 ( 1987年 、 1993年 、 2000年 )
ゴールデングラブ賞 3 回 ( 1994年 、 1995年 、 1999年 ) - インタビュー前編


