荻谷 龍太郎 (帝京)
- 寸評
- 帝京は三本柱ばかりが注目されるが、もう一人面白い投手がいる。それが今回紹介する帝京一のジャンボ投手・荻谷 龍太郎だ。一部のスカウトの間で注目されているジャンボ・荻谷を取り上げてみた。
マウンドに聳える彼は帝京の三本柱にはない威圧感がある。191センチの長身から振り下ろすストレートはマックス141キロを計測。直球の威力は確かなものがあり、角度を感じさせるので、なかなか打ち辛いものだ。彼の武器は縦に大きく割れるカーブ。まさに二階から落ちてくる感覚で、短いイニングで打ち崩すのは困難な変化球だ。ただコントロールが定まらず、日によって自滅してもおかしくないようなコントロールの粗さ。彼の登板が公式戦で少なかったのはそういう側面があったからだろう。しかし直球の角度とカーブの落差は三本柱に負けていない魅力がある。
投球フォームについて。豪快に振りかぶり、大きく足を上げて、インステップしていく。グラブを横に切るように抱え込んでいき、テークバックを大きく取り、そこから左腰をぶつけるようにして、豪快に真上から振り下していく。頭の位置が動くので、投げてみないと分からない。それぐらい荒削りなフォームだ。やはり191センチの長身となるとバランスを保つだけでも大変なこと。荒削りになってしまうのは仕方ないのだろう。 - 将来の可能性
- 素質としては素晴らしいモノを持っているし、この恵まれた体格はまさに天性のものだ。しかし高校3年間で恵まれた体格を‘最大限“に活かす技術は身に付くことはできなかった。プロ入りは時期尚早だが、大きく化ければ、三本柱さえも凌駕するスケール溢れた投手になっていることは間違いない。まずは最後の夏。首脳陣に信頼される投手になるためにも与えられたチャンスの中で結果を残していくだけだ。
- 情報提供・文:2010.07.06 河嶋 宗一
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