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小山台vs千歳丘

昨春4強の小山台、今年も安定した力示す好スタート
天気予報がすぐれない中、それでも予定通りプレーボール。雨は降っていないものの、空は重く垂れこみ、さらには10mを超える風が強くグラウンドを吹きぬけている。ただでさえ風が舞って飛球が難しいといわれている神宮第二球場。この日は飛球が明暗を分けそうな気がしていた。
初回、早くも風の影響が出た。 小山台 は2死一塁から四番春原君が中越の大きな打球。風にも運ばれ 千歳丘 外野手の追い方がまずかったこともあったが、結局これがランニング本塁打となった。2回にも、 小山台 は六番岡田君の中越二塁打から好機を得て須谷君、一番関谷君のタイムリー打で2点。序盤で主導権を握った。
勢いに乗る 小山台 は4回にも重盗で得点すると、5回には岡田君がやはり風にも乗った一打で右越三塁打すると、中継ミスに乗じてそのまま生還。なおも、四死球で満塁とすると、二番宮原君の左前適時打でこの回3点。7回にも関谷君の右前への適時打で突き放した。
小山台 はエースの栃谷弘君が病み上がりということもあってこの日は登板を回避し、七番三塁で出場。先発マウンドに立ったのは背番号4の岡村君だった。福嶋正信監督は、「一番センスがよくて、野球も一番よく知っているのですけれど、今日はちょっとよくないところがありましたね」と、2回に自身二つのバント処理ミスで1点を献上したことを指摘した。7回には一塁手だった岡田君がリリーフして締めた。
昨春、この大会では終盤の強打で強豪校を撃破してベスト4に進出して注目された 小山台 。就任6年目となる福嶋監督としては今年も十分に手ごたえはあるという感じだ。「去年のチームは打撃型のチームでしたが、今年は守りが中心のチームでスタイルが違いますから、去年と今年との比較は出来ませんよ」と言うものの、エース栃谷君の評判が高いだけに自信はありそうだ。 江戸川 監督時代にも東東京大会で4強まで導いた実績があるだけに、福嶋監督の今後の采配が楽しみだ。
小山台 では、考える野球を徹底させており、守備体形などについても、福嶋監督はヒントや選択肢だけを与えて、決めていくのは選手たち自身だという。選手間の野球ノートなども、選手たちが紙面で野球談議をしあっているというものだ。こういう中から高い意識の野球が生まれているといってもいいのではないだろうか。
千歳丘としては、杉山君、加藤君の継投で何とか 小山台 打線をかわそうとしたものの、風にも影響されてもう一つ本意ではない内容となってしまったようだ。それでも打線では、五番根本君は3安打して気を吐いていた。また、2回は貰ったチャンスに二番田中君がきっちりと左前へ帰して1点を返すなど、食い下がりを示していたが及ばなかった。
(文=手束 仁)
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